その1 SNK絵師 森気楼さんの描いたADKキャラクター




                                           
「餓狼伝説」「龍虎の拳」「ザ・キング・オブ・ファイターズ」 ネオジオのあらゆるタイトルで活躍された
SNKの代表的な絵師である森気楼さんがADKのキャラクターを描いた事があるのをご存知でしょうか? 


噂では「餓狼伝説スペシャル」の企画段階では隠しキャラクターがリョウ・サカザキではなく「ワールドヒーローズ」の
ハンゾウを予定していたとかいう幻の逸話がありますが今回紹介するのはオフィシャルで公開された2キャラクターです。

 さて、どのキャラクターでしょうか?
「ハンゾウ」「フウマ」「ジャンヌ」「リョウコ」ではないですよ。






「ネオジオCD ハードウェアカタログ」
(1994年 8月東京おもちゃショー配布)











発売前までは夢を感じたハードだったのですが…
まぁ、今回はその事は置いておきましょう。
本題は裏表紙のイラストです。









わかったでしょうか?












あの2人です。











不知火舞の後ろで腕組みをする「キャプテンキッド」
ベルトのバックルの位置とブーツのデザインがオフィシャルと異なっています。
そして










リョウサカザキの後ろには
なぜか腰の前掛け無しでレアなフンドシ姿の「マッドマン」

この2キャラクターがメーカーの垣根を越えて森気楼さんの絵で描かれています。
素晴らしいです。













ちなみに予断ですがこのイラスト、ネオジオCD発売前日の読売新聞の夕刊版でデカデカと使われています。

つまり日本全国の読売新聞購読の家庭で森気楼さんタッチのADKキャラが見れた訳です。



このロンチ段階では「ワールドヒーローズ」はラインナップに入っていません
なぜ「ハンゾウ」「フウマ」「ジャンヌ」ではなく、この2人が選ばれたのは永遠の謎ですが
森気楼さんの絵でADKキャラクターが描かれたのはとても新鮮で驚くべき事だったと思います。