その7   SNES版ワールドヒーローズが自由




                                           
国内で初代「ワールドヒーローズ」のスーパーファミコン版はサンソフトから発売していることは有名ですが
海外のスーパーファミコン(SNES)でも同様にサンソフトより商品が販売がされておりました。

今回は海外版「ワールドヒーローズ」の自由な振る舞いをピックアップしたいと思います。








北米版SNES「ワールドヒーローズ」


パッケージは日本版のアニメーター恩田尚之さん描き下ろしではなく、ネオジオ版のパッケージをそのまま…




ん?




何か違和感があります。






ちょっとネオジオ版と画像を比べて見ましょう。




 



構図はそのままで何か微妙に絵が違う!










画像を拡大して各キャラクターを比べて見ましょう。




 


ハンゾウ

日本人と言うより東南アジア系の顔になぜか変更、鼻がデカイ




 


フウマ

醤油顔からソース顔になりました、何だか吊革を持つサラリーマンみたいです




 


ドラゴン

口の開け方より、襟足の長さが気になります




 


ジャンヌ

美人顔からプリティーに、胸のアーマーがとんがり過ぎ




 


Jカーン

目元パッチリでV字眉毛がつながっていて迫力がアップ!




 


マッスルパワー

笑って飛んでいるように見えます




 


ブロッケン

何かショボくれた顔をしています、ランチャーの光が何故か下方向に




 


ラスプーチン

何故か東洋人顔になり某教祖度が上昇








次は説明書の画像になります。

キャラクターの画像は元々のゲーム画面のキャラクター選択画像をそのまま引用して
強引に加工した物が使われており、なんだかバランスが微妙だったりします。
無理やり加工するのを使うのであれば、外人センスの独自イラストが見たいところでした。










































そして各キャラクターの技の名称を確認して見ましょう。

これはADK公式の英訳版と技名が異なっています。
おそらくサンソフトまたは海外のバイヤーが勝手に独自なものを付けたと想定できます。


ハンゾウとフウマの技は全く同じ名称扱いで、
ジャンヌの掴み投げ 「クイーンビンタ」は何故か必殺技としてカウントされています。


ハンゾウ

 烈光斬  Spinning Shriken
 忍法光輪渦斬  Flying Pinwwheel
 光龍破  Rising Dragon Wave


フウマ

 烈風斬  Spinning Shriken
 忍法風輪渦斬  Flying Pinwwheel
 炎龍破  Rising Dragon Wave


ドラゴン

 百烈拳  Fists of Fury
 ドラゴンキック  Flaming Dragon Kick


ジャンヌ

 オーラバード  Fire Bird
 フラッシュソード  Flash Sword
 ストライクスマッシュ  Sword Pogo
 クイーンビンタ  Grab Slap


Jカーン

 蒙古覇極道  Shoulder Ram
 モンゴリアンダイナマイト  Napalm Punch


マッスルパワー

 マッスルボンバー  Muscle Charge
 トルネードブリーカー  Tornado Back Breaker


ブロッケン

 グレネードランチャー  Missile Launcher
 ハリケーンアーム  Hurricane Arm
 スパークサンダー  Electric Shock
 メッサーシュミットアタック  Flying Thrust


ラスプーチン

 ファイヤーボール  Fire Ball
 アクセルスピン  Spinning Robe Attack





という感じで、外人センスのなかなか面白い名称に変更されています。




他に気になる点は、何故か説明書の技紹介の並びが基本の
「ハンゾウ」「フウマ」「ドラゴン」「ジャンヌ」「Jカーン」「マッスルパワー」「ブロッケン」「ラスプーチン」の順ではなく

「ハンゾウ」「フウマ」「ジャンヌ」「Jカーン」「マッスルパワー」「ブロッケン」「ラスプーチン」「ドラゴン」になっている点でしょうか。
何故に「ドラゴン」だけ順番が最後なのでしょうか?





パッケージや説明書に独自の色が付けられているSNES版ですが
基本のゲームに関しては、ゲーム中のテキスト台詞以外は日本販売のサンソフト版「ワールドヒーローズ」と全くと言って変更点はありません。